集まろう日本の屋根に 語ろう明日の農業を
第14回全国農業担い手サミット 開催!! |
「第14回全国農業担い手サミットin長野」が2011年11月15日、16日、長野県松本市の長野県松本文化会館をメイン会場に開かれた。「集まろう日本の屋根に語ろう明日の農業を〜アルプスに響け! 夢ある農業〜」をテーマに、全国の認定農業者(※)、集落営農組織関係者、女性農業者など約1700人が参加した。交流を通じて、農業経営の現状や課題についての認識を深めた。
15日の全体会では、全国優良経営体表彰で農林水産大臣賞を受賞した3経営体が基調報告をし、県内外の3人の農業者がパネリストを務めた「あぜみちトーク」も行われた。16日には、県内の担い手農家、農業関係施設、農産物直売所などを視察する現地研修会が全28コースで開催された。
現地研修会では、樹木をコンパクトに栽培することで省力化が可能となるリンゴの新わい化栽培に挑戦する農家や新品種の販売に力を入れる法人など、参加者は多彩な経営内容に触れた。 |
 |
| 全体会で参加者に向けてお言葉を述べられた皇太子殿下 |
 |
 |
| 皇太子殿下(左から4人目)は全体会の前日、安曇野市のワサビ田などを視察された |
リンゴの新わい化栽培について説明をする現地研修会の様子 |
|
|
全国農業担い手サミットとは?
全国農業担い手サミットは、農業者による手づくりの大会。農業経営の改善・発展を目指す全国の認定農業者(※)との交流により、自らの経営目標達成に向けた研さんを積むとともに、我が国の食料・農業・農村のありようについて、議論・意見交換をしている。1998年度以降、毎年秋に開かれ、2011年で14回目を迎えた。第11回から皇太子殿下のご臨席をたまわっている。
日本の農業・農村は、農業従事者の減少・高齢化、耕作放棄地の増加などにより、農業生産・経営活動や集落機能の低下・停滞が懸念されている。さらには、政府がTPP(環太平洋連携協定)への実質的な交渉参加を表明するなど、農業者を取り巻く環境は厳しさを増している。
こうした環境の中で、地域農業のリーダーといえる認定農業者や集落営農組織関係者が、食料自給力の向上や集落営農への組織化、経営体質の強化、次代の青年農業者の育成など強い農業の実現に向けて開催している。 |
※認定農業者
農業経営基盤強化促進法に基づき、農業経営を営む者または営もうとする者が作成した「農業経営改善計画」が市町村に認定を受けると、認定農業者となれる。「農業経営改善計画」には、5年後の目標(もっと経営面積を大きくしたい、農業生産のムダを省きたい、コスト管理をしっかりしたい、労働時間を短くしたいなど)とその達成のための取り組み内容を記載する。認定者には、税制の特例や農業機械や施設導入時に低利融資が受けられるなどの特典がある。 |
|
| 【No20(2012年春号)掲載】 |